たかなにっき

ただのヲタク。読書感想。囲碁&ヒカルの碁好き。

黒と白の殺意

まとめサイトさん(囲碁好きもそうでもない人も!!囲碁をモチーフにした小説・マンガ・映像化作品[随時更新] - NAVER まとめ)を参考に"囲碁小説"を漁るのが目下マイブーム

 

で、「黒と白の殺意 」を読む。

黒と白の殺意 (宝島社文庫)

黒と白の殺意 (宝島社文庫)

 

 
作者の水原秀策さんは
囲碁をたしなみ、ペンネームは江戸時代の大棋士本因坊秀策から採っている。(ウィキより)」
程の囲碁好き(?)らしい。期待値UP。

あらすじは

「殺し屋」の異名を持つ天才プロ囲碁棋士・椎名弓彦は、対局で訪れたホテルで日本囲碁協会理事・大村の死体を発見する。容疑者はビジネス上の付き合いがあった弓彦の弟・直人。大村にリベートの増額を要求されたことが動機ではないかと疑われていた。弟の無実を信じる弓彦は、直人の会社の経営者・桐山の協力を得て調査を始めるが、事件の裏に潜む思いもよらない事実を次々と発見してしまう。」(amazon商品紹介ページより)


感想。(ネタバレちょっと含(不味いかなというところは反転してます))
水原さんが囲碁打てるというだけあって、主人公の師匠のモデルは藤澤秀行先生だろうか。最後の主人公と師匠の対局シーンは迫力が有り、良かった。
推理小説ゆえ、ストーリーの主軸は「真犯人探し」「公益財団法人(棋院)内外の利権争い」だったりもするのだが、その主軸への囲碁の絡め方が、無理矢理感(奇を衒って主人公を囲碁棋士にした、作者が囲碁分かってない感じ)が無く上手いと感じた。


解決はハッキリ言ってショック。かわいそう。殺されかたがアレだったので、この人かなとは思ってたけど「ああ、やっぱりか・・・・・・(泣)」

真犯人くん、囲碁界に戻ってこられたら良いな。

無理かな・・・・・・・